前回までのお話はいかがだったでしょうか?
「審査の様子が目に浮かんだよ」こういう回答があると嬉しいですね。
今回は、最終回としてISO14001や他の規格について見てみたいと思います。
ISO14001は、環境マネジメントシステムと呼ばれています。
「環境にやさしい会社になろう」がテーマです。
いま、地球は、温暖化、砂漠化、資源の枯渇、等の問題があります。
これらの問題の原因を作っているのは、私達「ひと」です。
会社に置き換えると、会社の活動そのものが地球環境に多大な影響を与えていることになります。
この地球環境問題がこのまま進むと地球そのものが破滅すると言われています。
これじゃーいけないと「地球環境にやさしい会社になる取組みをしている」ことの証明書を発行する制度ができました。
これがISO14001のお墨付きの制度です。
ISO14001の活動では、まず会社の中で地球環境に影響を与えている要素にどんなものがあるか調査します。
この要素のうち、特に大きい影響を与えているものは何んであるかを探り当てます。
その他、環境を規制する法律のうち、自分の会社に当てはまる環境法規制にどんなものがあるか、
どんな規制を受けるのかを調査します。
経営者には、環境に対してどんな取組みをするのか方針を示して社内に周知することが求められています。
そして、これらの調査結果からクリアすべき目的と目標を定め、実施に移します。
必要な教育訓練、内部監査活動、問題があった場合の改善と再発防止、
問題がおきそうな場合の発生を予防する活動などが求められます。
えっ、自分の所は地球環境に影響を与えていないって?
そうですかねぇ?
自動車に乗るでしょ。そうするとガソリンを使いますね。
ガソリンを使うと、まず地球資源が少なくなりますね。
排気ガスも出ますね。これって環境に影響を与えませんか?
御社では電気は使わないですか?
今どき電気を使わない会社ってないでしょ。
電気を使うと、火力発電所だったらCO2炭酸ガスがでますね。
えっ、うちは太陽光発電で電気を起こしているって?
太陽光発電は地球環境に影響を与えます。
プラスの影響を与えるでしょ。
製造業だったら、不良品が製造されると悪くすると捨てるでしょ。
捨てると地球環境に影響を与えます。
不良品を作らない活動が求められますね。
これって品質管理活動と関連しますね。
そうなんですISO9001の活動でもあるのです。
意図した製品を作り出す活動はISO9001の活動、
意図しない製品を扱う活動はISO14001の活動なのです。
早い話、ISO14001の活動は「ケチケチ運動」とも言えます。
以前からやってたですって?
はい、その以前からやってた活動も組み込まれたら良いです。
経営に役に立つ国際規格や国家規格には様々なものがあります。
個人情報漏洩が問題になっています。
これに対して、個人情報を漏洩しない取組みとして
「プライバシーマーク制度」があります。
国家規格JISQ15001を用いたものです。
情報セキュリティの規格としてISMSがあります。
労働安全の規格としてOHSAS18000があります。
苦情対応マネジメントシステムの規格としてJISZ9920、
食品の安全を確保するHACCPという規格もあります。
も〜、規格だらけです。
えっ、役に立つのかですって?
役に立つかどうかは会社次第です。
まず役に立つと思い込んで頂く必要があります。
親会社やお上から取れって言われて仕方なく、
周りが取り組んでいるからうちもやらないと遅れる、
こんなもの経営の役になんて立たないがしかたない、
と思って取り組んでも役には立たないと思います。
まず「経営に役に立つ」と思うことが大事だと思います。
7回に渡ってISOのお話をしました。
話したりないことも沢山あります。
他の規格のことも、もっとお伝えする必要もあります。
また、機会を見てお伝えして参りたいと思います。
長期にわたりお読み頂いた皆さんありがとうございました。
どこかでお目に掛かる機会があったら「読みました〜」
なんて声をかけて下さいね。
御社のますますの発展を祈念しております。
平成16年5月4日
アイソ・ラボ有限会社 平川雄典
|