〜商工会シリーズ〜

“ISO”とは?

アイソ・ラボ有限会社   代表取締役 平川雄典(ひらかわ ゆうすけ)



第六回 審査について


マニュアルも出来上がり、マニュアル通りの運用もスムーズに行くようになったら審査を受けます。
審査は、審査機関に依頼して受けます。
日本国内に60の審査機関があると言われています。
現在のところ、どの審査機関でないといけないというのはありません。
登録している企業数の多い所から10位以内のところで受けられたらよいと思います。
審査機関によって、または審査員によって若干規格の解釈が異なります。
これをバラツキなんて呼んでいます。

審査は朝9:00から始まるのが一般的です。
最初、審査前会議があります。
今回の審査の目的、範囲、基準について説明があります。
そして守秘義務があることを宣言します。
約20分程度です。

その後社長へのインタビューが行われます。
約1.5時間〜2時間程度と思って下さい。
どうしてISO9001に取り組むのですか? その目的は?
取り組まれてどの位経ちますか?
その間何か変化はありましたか?
品質方針を定めることになっていますが、定められましたか?
定めたものを見せて下さい。
これですか、この品質方針に込めた思いを説明して下さい。
システム全体の見直しは行いましたか?
結果はどうでしたか?
などなど、審査員が繰り出す質問に答えられるよう準備しておいてくださいね。
ここで、指摘を受けたら信用が、がた落ちですから。

続いて、2番目は、管理責任者への審査です。
管理責任者と言うのは、社長の代行者とも言える役目を担う人です。
社長自身が管理責任者を代行されてもかまいません。
管理責任者も2時間程度の質問があります。
質問に答えたら「証拠を見せて」と言われます。
証拠を見せられたらOKです。
ISO9001の中では、これは記録に残せと言っているものがあります。
それを見せることになります。

午後からは、各課単位または活動単位で審査が行われます。
各課3時間〜長いと4時間の審査が行われます。
皆さんしっかりと勉強をしておいてくださいね。

この審査が終わると最終会議の中で、結果の発表があります。
「今回の審査では、3件の軽微な不適合が見つかりました。
これについては、再発防止を行ってレポートを提出して下さい」などと
言われます。

そのレポートを提出して受理されれば、判定会議に掛けられ無事合格となります。

大事なのは、この後です。
しっかりと運用して頂かないと、お金を使うだけの活動になりがちです。
合格後も年1回または年2回の定期審査が待っています。

審査を受け続けることが必要です。
これが他にない特徴です。

しっかり運用するためには、しっかりしたマニュアルを作ることです。
このマニュアルがいい加減だと役に立たないISO9001になってしまいます。

いい加減なマニュアルとは、自分の会社に合わないマニュアルのことです。
どんなマニュアルが良いのかは、このホームページのバックナンバーを読み直してみて下さい。
たくさんのヒントを書いておきましたので。

次回は最終回として、ISO14001や他の規格について見てみたいと思います。


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